・Android StudioでJDKを変更したい
・インストールしたAndroid Studioのバージョンに最適なJDKを知りたい
という方に向けた記事になります。
JDK(Java Development Kit)はAndroidアプリのコンパイル、デバッグ、および実行に不可欠なツールです。インストールしたAndroid Studioのバージョンに最適なJDKを設定することで、ビルド時間の短縮やメモリ使用量の最適化が可能となります。
本記事では、「Android StudioでJDKを選択・変更する方法」について解説します。
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Android Studioに最適なJDKバージョンの選び方
通常、インストールしたAndroid Studioのバージョンに合わせてJDK11やJDK17を選択しますが、現在ではJDKではなくJBR(JetBrainsランタイム)を使用することが推奨されています。※JBRはAndroid Studioで提供されるため、外部からのインストールは不要になります。
とはいえ、Android StudioのGradle JDKの実行方法は2つあり、「JBR」または「JAVA_HOME」を設定しておく必要があります。
Android StudioのボタンからGradleを実行する場合:JBR
Android Studioの内部または外部のターミナルからGradleを実行する場合:JAVA_HOME
ひとまず、Android Studioのボタンから実行できればいいかな、という方は追加の設定は不要です。使用するまたは今後使うかもしれないという方は設定していきましょう。
Android StudioでのJDK設定方法
Android StudioでJDKを設定する手順は以下の通りです。
- JDKをインストールする
- JAVA_HOMEを設定する
- GradleJDK構成を変更する
一つずつ見ていきます。
JDKをインストールする
以下の公式サイトより、JDKをダウンロードします。
>>JDKダウンロード
インストールするべきJDKのバージョンは、Gradleプラグインのバージョンによって決まります。Gradleプラグインのバージョンを確認しつつ、以下の公式サイトを参照ください。
>>Gradleプラグインリリースノート8.4
Gradleプラグインのバージョン 8.x の場合は JDK 17 のインストールが必要です。
ダウンロード後は以下のような階層に保存します。
JAVA_HOMEを設定する
JDKがインストールできたら、以下の手順でJAVA_HOMEを設定します。
タスクバーの検索バーより、「システム環境変数の編集」を選択します。
「環境変数」を選択して、「システム環境変数」より新規ボタンを押します。
「JAVA_HOME」に先ほど保存したJDKの場所(C:\Program Files\Java\jdk-21.0.1)を指定して、OKボタンを押します。これで設定は完了です。
GradleJDK構成を変更する
JAVA_HOMEが設定できたら、以下の手順でGradleJDK構成を変更します。
「File」→「Settings…」を選択します。
「Build, Execution, Deployment」→「Build Tools」→「Gradle」を選択します。
先ほど設定した「JAVA_HOME」を選択してOKを押します。(環境変数「JAVA_HOME」を設定していれば、自動的に選択肢に出てくるかと思います。普段は「JBR」を使用したいという人はそのまま設定変更せずでOKです。)
まとめ
Android StudioでJDKを選択・変更する方法について解説しました。
Android Studio2.3以降、JBRが提供されているため、外部オブジェクトのインストールが不要になりました。どうしてもJDKのインストールが必要という方への参考になればと思います。
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