・Androidアプリ開発本の選び方を知りたい
・初めてのAndroidアプリ開発に役立つ本が知りたい
という方に向けた記事になります。
Androidアプリ開発は初めのうちは「とにかくたくさんアプリを作ってみる」これが重要です。
そうは言っても、最初は何を作ればいいか分かりません。YoutubeやSNSで調べてみても、その内容が正しいかも分からないし、内容が理解できなくてつまづいても助けてくれません。
そのため、体系的に学べる書籍が一番効率が良いです。本記事では、Androidアプリ開発初心者におすすめの本7選を紹介します。
初心者向け!Androidアプリ開発本の選び方
Androidアプリ開発に関する本は複数あるため、どの本が自分に合っているか見極めるのが難しいです。自分に合った本を選び、効率よく学習するには「Androidアプリ開発に必要な知識を知っておく」必要があります。
Androidアプリ開発に必要な知識は以下の通りです。
- Javaプログラミングの基礎知識
- Androidアプリ開発の開発環境を構築する知識
- Kotlinの知識
- アプリ企画~リリースまでの開発知識
Androidアプリ開発本では2~4(4は開発のみが多いです)までが解説されているものが多いです。そのため、プログラミングが初めての方は「1. Javaプログラミングの基礎知識」について別の本で学ぶ必要があります。Javaまたは別の言語を触られたことのある方はAndroidアプリ開発本のみでOKです。
プログラミングの基礎知識はAndroidアプリ開発の土台となりますので、必ず必要です。初心者の方がスムーズにJavaを学ぶには以下の書籍がおすすめです。
イラストや図解が豊富で、初めてプログラミング言語を学ぶという方にも学びやすい書籍となっています。私もエンジニア1年目の頃にお世話になりました。
私が学んだ時は第3版だったので第3版をずっとおすすめしてますが、今から勉強するなら最新版を買いましょう。
またこれは余談ですが、Androidアプリ開発本は紙の書籍を購入した方が良いです。
私は電子書籍が好きなので電子書籍で買いましたが、正直勉強しづらいです。また、何ページのここで解説した~等で前のページに遡る場合がありますが電子書籍では行き来がしづらいです。そのため、紙の書籍での購入をおすすめします。
Androidアプリ開発におすすめな本7選
Androidアプリ開発におすすめな本7選を紹介していきます。
- はじめてのAndroidプログラミング
- いきなりプログラミング Androidアプリ開発
- イラストでよくわかるAndroidアプリの作り方
- 基礎&応用力をしっかり育成!Androidアプリ開発の教科書
- Javaプログラマ歴20年な人のためのAndroid開発入門
- Android Programming: The Big Nerd Ranch Guide
- Head First Android Development
一つずつ見ていきます。
①はじめてのAndroidプログラミング
本書では、アプリ開発の全体の流れがしっかり学べます。開発言語はKotlinで、Kotlinの基礎も丁寧に解説されているので初心者の方でも抵抗なくAndroidアプリ開発を進めていけます。
また、9つのアプリを作成しながらAndroidアプリ開発で使う知識を学んでいくため、実際のアプリ作成の流れをつかむことができます。
注意点としては、本書はJavaプログラミングの知識がある前提で話が進むことです。プログラミング経験がない初心者向けではありません。
Javaプログラミングや他の言語でのプログラミング知識がある程度ある方の最初の1冊目としておすすめできる良書になります。
②いきなりプログラミング Androidアプリ開発
本書では、あらかじめある程度の所まで作成されたアプリをダウンロードして、必要な部分のみコードを追加して…という流れで6つのアプリを作成します。そのため、プログラミングの知識がない全くの初心者の状態でもAndroidアプリが作成できます。
また、開発言語であるKotlinの解説やプログラミングの解説など難しくて挫折しがちな点を省いているため初心者でも楽しくアプリが開発できます。
注意点としては、本書の通りにコードを追加することでアプリが作成できますが、プログラミングの知識がないことで、自分の欲しい機能を上手く追加できなかったり、追加してエラーになっても対応できなかったりすることがあるということです。
まずはAndroidアプリを作る体験をしたい。楽しくアプリ開発をしたい。アプリ開発してみて楽しいと思ってから難しい知識を勉強したい。という方の最初の1冊目としておすすめできる良書になります。
③イラストでよくわかるAndroidアプリの作り方
こちらの本は2015年発売と少し古いのですが、イラストを用いて丁寧に解説してくれているため、とても分かりやすいです。開発言語はJavaになります。
また、Androidアプリの作成から実行までの流れをザクっと理解することができます。難しい専門用語はなるべく避けやさしい文章で書かれているためストレスなく読み進められると思います。
なおこちらの書籍もJavaプログラミングの知識がある前提で話が進みます。まったくの初心者向けではありません。Javaプログラミングや他の言語でのプログラミング知識がある程度ある方におすすめします。
④基礎&応用力をしっかり育成!Androidアプリ開発の教科書
<Java版>
<Kotlin版>
アプリ開発の基礎から応用まで、Androidアプリ開発に必要な知識を広く学べます。先ほど紹介した①~③の本より、実践的な内容になっています。
Androidアプリ開発の入門書では、日本の書籍として一番おすすめです。正直迷ったらこれを買っておけば間違いない、という良書だと思います。
こちらの書籍もJavaプログラミングの知識がある前提で話が進みます。(前書きのようなところに注意書きされてます。)
Javaプログラミングや他の言語でのプログラミング知識がある程度ある方の最初の1冊目または2冊目としておすすめできる良書になります。
⑤Javaプログラマ歴20年な人のためのAndroid開発入門
Javaの説明は浅く、Androidアプリ開発の基礎を深めに書いている本です。
タイトルにJavaプログラマ歴20年な人のためと書いているため、とっつきにくいのか?と思いきやそうでもないです。
全くの初心者には難しい本ですが、2~3年程度エンジニア経験があれば問題なく読めるでしょう。
⑥Android Programming: The Big Nerd Ranch Guide
Javaの経験があるプログラマーにぴったりな、Android開発入門本です。
Androidアプリ開発の練習ができるよう、多くの実践的なサンプルがあります。
最新版が更新されていきますが、最近はKotlin版が多めです。Java版であれば3rd editionがおすすめです。(目印は赤い帯です。本の中央あたりに3rd editionと書いています。)
⑦Head First Android Development
この本はAndroidアプリ開発初心者が次のレベルに行くのに最適な本です。レベル感としては、初級~中級者向け。
こちらの本も、Javaの知識がすでにあることが前提で書かれています。それだけAndroidアプリ開発への解説が豊富であるし、他の本よりページ数も多いです。
懸念点としては出版日が少し古いこと。技術は進歩しているので、最新版を買うのが好ましいですが、「Androidアプリ開発ができるようになりたい」という点を重視するのであれば問題ないでしょう。
購入はAmazonをおすすめします。リンクが貼れないので、個人で検索をお願いします。
まとめ
Androidアプリ開発初心者におすすめの本7選を紹介しました。
Androidアプリ開発に必要な知識量は多く、一つの本で全てを満たすことは難しいです。そのため、自分の目的にあった本をいくつか買って、それぞれから知識をつまんで行く方法が最適です。
最低でも2冊ほど購入し、サンプルコードで勉強したり、自分で開発していくうちに、公式ドキュメントを理解できるようになっていくでしょう。
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